パソコンを廃棄するときに、以下のような業者さんがあります。
「パソコン無料で引き取ります!データの消去はご自身でお願いします。
こちらでデータを消去する場合は1台につき ¥X,XXX円です。」
● どうせなら全て無料で片づけたい!とか
● 任せても本当に消去されているのか信用出来ない!
など色々と思うことがあるかもしれません。
(実際に2019年、IT業者の社員が会社から盗難したHDDを不正転売し、県の公文書情報が
漏洩した事件もありました。)
と言うわけで、「自分でデータの完全消去!」をやってみることにしました。
私にはデータの消去をする上での重要なポイントがありました。
① 確実なデータ消去
② 簡単なこと
③ お金がかからないこと
この3つです。さぁ、それでは、いってみましょう!
データの消去!となった時に「フォーマット」「リカバリー」と思う方も多いと思います。
私もそうでした。
でも調べてみると、これではデータの完全消去にはならないそうなんですね。
両方ともHDDの記憶演算子にデータ(記憶)が残っているので、復元ソフトなどを使えば
復元が可能なのだそうです。むむむむむ~。あかんやんか!
じゃあどうするか?
出来ることは2つ、「ソフトを使ったデータの消去」と、「記憶演算子自体の破壊」です。
「ソフトを使ったデータの消去」のメリットはHDDを再利用できること。もちろん転売も可能です。
デメリットは復元リスクが高いこと。データの流出が心配な場合はお勧め出来ないですね。
あと、データ削除用のソフトの価格です。無料も有料もありますし、安かろう悪かろうで、
あまり安すぎると精度に信頼がおけないかもしれません。
「記憶演算子自体の破壊」のメリットは、どんなソフトでも二度とデータの復元が出来ない
こととHDDが壊れていたとしても消去が可能なことです。
デメリットは再利用が出来ないことです。
方法としては、「強力な磁気で破壊すること」と「物理的に破壊すること」です。
「強力な磁気で破壊すること」とは、記憶演算子自体を強力な磁力で破壊しますがそんな
特別な機械を一般の人は持っていません。(もちろん私も持っていません。あたりまえ~。)
あと、HDDの性能も上がっていて磁気に対しての抵抗力(保磁力)も上がっているので、
古い機械だと破壊出来ない事例もあるようです。
「物理的に破壊すること」とは、私の得意分野ですね。ぶっ壊すことです。
(ちなみに姫路では「めぐ」と言います。)
で、今回私が選んだ方法は、「物理的に破壊すること」でした。(めぎます。)
壊れているHDDなので再利用しませんし、お金をかけたくないですし、性格的に合っているかと。
ではまずHDDを分解します。
今回廃棄するパソコンのHDDです。さぁ分解しようとすると・・・・・
ネジ穴の形が星形になっていました。こんなネジ穴あるんだなー。
50年近く生きてきて初めて知りました。まだまだ知らないことがいっぱいあるんだろうなー。
で、すぐコー〇ンで購入してきました。
精密ホビーセット(¥1,550-)。なんだかこういうのを見るとワクワクしてしまいます。
で、分解してみました。
シールの下に隠しネジ(?)がありました。
気付かず、無理やりこじ開けようとしたのでフタが曲がってしまいました。(廃棄で良かった。)
プラッターを取り出して破壊するのですが、薄い硬い円盤なので飛び散ると危ないと思い、
紙に包んでからナイロン袋に入れて、トンカチで壊すことにしました。
普段物を壊さないように生きているので、「さぁ壊すぞ!」となるとどの位の力で叩けばいいのか
分からず、すごくこわごわ壊しました。(最終的には「ひゃっほー!」と叩き割っていましたが。)
粉々。あとはゴミの回収業者さんに不燃物として出すだけです。
一番安心ですし、お金はかからないですし、簡単でした。
(ホビーセットは、またプラモデルでも作るのに使うことにします。)
今回やってみて分かったのは、データの消去と言っても、その後のパソコン(HDD)をどうしたいか
等によって選択肢があることでした。
また機会があれば、再利用する時のことを考えて、破壊ではない方法も試してみたいと思います。
0コメント