教室には Windows10 Office2019 のデスクトップが6台あるのですが、その内の1台がはがき宛名面作成が出来なくなってしまいました。
おいおいもうそろそろその時期なのに~。
はがき宛名面印刷ウィザードは起動しますし、入力もちゃんと出来るのですが、完了ボタンを押しても何も起こらない。はがき宛名面が表示されません。
えええええ~?マジか? と困っていてもしょうがありません。
まずは Office に何らかの不具合が起こっているのかもと思って Office のクイック修復を試してみました。
直りませんでした。
プロダクトキーを念の為用意して、オンライン修復を試してみました。
直りませんでした。
しょうがないので原因を探っていきました。
試しに他のパソコンで作成したはがき宛名面のワードファイルを開こうとしてみました。するとこんな表示が。
ぶいびいえ~?まくろ~? うわー。きたー。めっちゃ嫌いなやつやーん。
でも嫌っていては直せません。おうし座、いのしし年の私です。どーんとぶつかっていきましょう。
さて、この通知を見て安直な私は『マクロが無効になっているんだったら有効にすればいいんじゃない?』と思いまして、正しくはないのかもしれませんが「ワードのオプション」から「トラストセンター」→「マクロの設定」で「すべてのマクロを有効にする(推奨しません。危険なコードが実行される可能性があります。)」にチェックを入れてからパソコンを再起動してみました。
直りませんでした。
う~ん、違うかー。Microsoftコミュニティで、はがき印刷でエラーが出た時は「COMアドイン」を確認しろと書いていました。はがき宛名面印刷ウィザードは起動するのでアドインの問題ではないと思うんだけどなーと思いながら念の為確認してみました。
うん。読み込み時の動作はちゃんと「必要に応じて」になっているので大丈夫。
使用できないアイテムにもなっていないです。
無効にもなっていません。・・・・・じゃあなんだ?
VBAやマクロの問題だとしたら住所録を差し込まなければ宛名が作成できるのか?と考えて、住所録を使用せずに宛名を作成してみました。
できました。
試しに使用する住所録を「既存の住所録ファイル」で、急遽ワードで作ってデスクトップに保存した住所録を使用して作ってみました。
ダメでした。
試しに使用する住所録を「標準の住所録ファイル」でファイルの種類を「Excel」にして作ってみました。
できました。
どういうことだ?住所録ファイルのワードファイルに問題があるということか?と考えて、「ドキュメント」にある「My Data Sources」の「Address20」ワードファイルをいったん削除して、問題のないパソコンにある「Address20」をコピーしてみました。
ダメでした。
「My Data Sources」自体が問題なのかと考えて、「My Data Sources」をいったん削除してからはがき宛名面印刷ウィザードではがきを作成してみました。(そうすると新しい「My Data Sources」が作成されるので)
ダメでした。
うおおおおおおーっ!なんじゃ?なにがダメなんじゃ?!
で、パソコンのエクスプローラーを見るともなしに見ていました。するとひとつ気付いたことが。
あまり意識しなかったのですがドキュメントのアイコンに雲マークが付いています。
ん?なんだ、このマーク。チェックマークとは違うなぁ。
で、調べてみるとこの雲マークは、インターネット上のOneDriveとパソコン上のOneDriveの同期状況を確認するためのマークだそうです。この雲マークはインターネット上にのみ保存されている状態だそうです。
このチェックマークはインターネットとパソコンの両方に保存されている状態だそうです。
で、この塗りつぶされているチェックマークは「このデバイス上で常に保持する」状態なのでインターネットに接続していなくても使用できるのだそうです。
そんなん知らん知らん。聞いてない。また私に何の断りもなくxxx
不具合が起きているパソコンはドキュメントもピクチャもデスクトップも全てが雲マークになっていました。これのせいでセキュリティが働いてるのかなぁと思った私は保存場所がどうなっているのかプロパティを開いてみてみました。すると、
ドキュメントがOneDriveの下になっています。他の問題無しのパソコンは
C:¥Users¥sekka¥Documentsになっていました。
うーん、よく分かりませんがこの辺りが何だか怪しいので標準に戻すボタンで戻そうとしました。
すると、「同じ場所にリダイレクトできないフォルダーがあるため、フォルダーを移動できません。」と表示が出て戻せません。えっ?なんで?つながってるから?と思った私は、「それぞれのフォルダの中のデータはレッスン用のデータだし最悪消えてもまた入れれるからいいかー。」とOneDriveの設定から「バックアップ」→「バックアップの管理」でバックアップを停止してみました。
で、もう1回場所を標準に戻してみました。無事戻りました。
念の為パソコンを再起動し、Wordを起動し、標準の住所録を使用(Word)ではがき宛名面作成をしてみました。
無事作成できました。良かった~。
案の定それぞれのフォルダの中身は空になっていましたが
「ファイルの場所」という新しいショートカットが出来ていて、その中にドキュメントフォルダの中身が入っていました。
この後、テキスト用データを入れ直して完了です。
それにしてもOneDriveの扱いややこしい~。どうやらパソコンのセットアップの時に「このPCにのみファイルを保存する」を選ぶ画面があって、それをきちんと選択していればこんなことにはなっていなかったようなのですが全く覚えていません。
ということで、今回は無事はがき宛名面作成が出来るようになったので一件落着です。
もし、はがき宛名面印刷ウィザードは起動するのにはがき宛名面が表示されない場合は、ドキュメントフォルダの保存場所がちゃんとパソコン本体になっているかどうかを確認してみて、間にOneDriveが入っているようでしたらそこを直してみてくださいね。
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